近衛文麿以来

辞職を表明した安倍晋三首相だが、「身体的は勿論、精神的にも大変で、自殺しかねない」と昭恵夫人がずっと見守ってきたらしい。
もし、総理大臣経験者が自殺するとなると、昭和20年の近衛文麿以来である。

近衛文麿は戦前に3度総理大臣になり、国民的人気は極めて高かったが、政治的にはほとんど無能で、戦前の日本 の進路を誤らせた最大の責任者である。
戦後は、そうした責任を無視してGHQから依頼されたと思い込み、勝手に憲法私案を作り、それが米軍に拒否されると、すぐに自殺した。
まことに無責任でもあり、お坊ちゃん的な弱さがあった。

この近衛文麿と安倍晋三氏、それに同様に政権を突然投げ出した細川護煕氏は、大変よく似ていると私は思う。因みに細川護煕氏は、近衛文麿の孫である。

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