『人 それを情死と呼ぶ』


1996年に放映されたサスペンスドラマ。原作は鮎川哲也、脚本は吉田剛、監督は小野田嘉幹。
建設会社勤務の夫小野寺昭が、失踪し数か月後に箱根の山中で女との心中死体で発見される。
妻の栗原小巻は、娘の高田真由子の助けも借りて、夫の死の真実を探る。
夫は、建設省への汚職故の心中とされるが、栗原は信じない。
そして、女風祭ゆきの夫永島敏行も、心中を信ぜず、栗原らに協力してくる。

だが最後、永島は、栗原に求婚してくるが、実は彼が犯人だったことがわかる。
筋は面白いが、永島が本当の悪人には見えないので、少しおかしい。
栗原小巻は、いつもの「ぶりっこ」演技だが、まだ若いのでかわいく見える部分もある。
彼女は、今は俳優座を出て、自分の集団で芝居をしているとのこと。
それはそれで自由だが。

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