ブルーグラスもダンス音楽だった

金沢区で「団塊シニアの地域デビューフェア」が行なわれ、午前の部で「おやじバンドフェスタ」(スペイン語のフェスタを使うなら、本当はフェスタ・ジ・バンダ・オヤジーノとでもすべきだが)があった。
3グループが出たが、中のブルーグラスのウィリー・ニイリーは大変上手だった。

ギター2本にウッドベースの他、バンジョー、フラット・マンドリン、さらにドブロ・ギターまで。ドブロとは、首から紐でギターを吊るして駅弁売りのように横にして弾くもので、ボトルネックによってスラー奏法で演奏する。ハワイアンのスチール・ギターの祖先である。
バンジョーもフラット・マンドリンもとても上手で驚いたが、残念ながらブルーグラスの曲は区民にはほとんど馴染みがなく、全く受けなかったが。

ブルーグラスをライブで聞いたのは初めてだが、これは明らかにダンス音楽であり、鑑賞音楽ではないことが分かった。

この日の夕方に用があって、横浜で1991年から数年間「ウォーマッド横浜」の総合演出もやって世界中のフェスティバルに参加している田村光男氏に東京で会ったが、彼に聞くと、アイルランドではこの種の音楽で皆一日中踊っているそうだ。
ブルー・グラスも、アイルランドやスコットランドから来た移民によって出来た音楽であり、ダンス音楽なのは当然なのだ。

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