通婚圏から見れば 蒼井優と山里亮太結婚

蒼井優と山里亮太が結婚したそうだ。
文化人類学には、通婚圏という考えかたがある。
どの範囲の人間と結婚するのかで、一般に広いほど文化的程度が高いとされる。
近代の日本では、お見合い婚と言う地域を基盤にした婚姻が多かったが、おせっかい叔母さんが消滅した現在では、学校か職場が最大の通婚圏だとされている。

特に、1960年代は、日本は企業社会で、組合も企業組合だったので、職場結婚は非常に多かった。
若手女子職員の退職を促進する上からも、企業は社内結婚を進める雰囲気があり、組合も便乗し会社と組合の共催で社内運動会を行い、その練習の過程でカップルが生まれると言ったこともあったようだ。
そう考えると、日本の1960年代は、非常に平和で幸福な良い時代だったということになるだろう。

さて、蒼井と山崎の結婚は、芸能界と言う職場結婚だが、別の見方をすれば、山里の相方の山崎静代を介した友達結婚でもある。
おせっかい叔母さんによる地域での紹介婚がなくなった現在、友達婚と言うのが第三の通婚なのだろうか。

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