中田宏氏、落選

参議院通常選挙は、予想通りになった。
昔は、新聞等で当落の予想が出ると反対の結果になったが、今はまったくない。
菅義偉氏に、横浜市会議員を引きずり降ろされた故鈴木喜一先生も、
「当選確実と書かれるのが一番困るんだよ、鈴木は大丈夫で、他に入れてしまうんだよ」と言っていた。
それは、市会選のように複数議席の選挙、さらに国政でも以前の中選挙区制の時代のことで、今の小選挙区制だと「死票」になるのを嫌がるので、強い方に行ってしまうのだ。 
ともかく、今は「判官びいき」はないので、強い方に行ってしまう。

今回、自公は過半数を維持したが、それは安倍政権が、冒険をしなかったからだろう。
一つは、衆議院との同日選をしなかったこと、さらに比例区での候補者に、噂された貴乃花などの人気候補を擁立しなかったことで、要は「守り」の姿勢だった。
おそらく、菅官房長官あたりが、冒険をさせなかったのだろうと思う。

参議院選挙というと、昔はいろいろな新党が出たが、今回は極めて少なく、れいわ新撰組、オリーブの木、そしてNHKから国民を守る会くらいだろう。
そして、「N国」と略される、この党が議席を獲得したのは驚いた。
私は、偶然にこの党のテレビでの演説をNHKで見たが、「NHKをぶっ潰す!」と小泉純一郎元総理のフレーズを繰り返すだけで、およそオリジナリティのない連中で、見ていて唖然としたが、当選したと聞き、さらに驚いた。
BSの映画やスポーツ中継等、一番見ているのはNHKで、放送大学と並び一番見ている局である。

私は、むしろ「吉本から国民を守る党」ができたら大いに支援したいと思っている。
特に、松本人志や宮迫博之の偉そうな態度には、以前から不愉快に思っていた。
「吉本をぶっ壊す!」という連中が出てこないものだろうか。

中田宏氏は、自民党比例区で落選した。
4月の横浜市会議員選挙で、中田派が全滅し、手足がなかったことの結果だと思う。
ただ、ビリから2番目なので、上位で死ぬなどして失職する者が出る可能性もあるが、ビリから2位となると繰り上げ当選は難しいだろうなあ。

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