横浜にIR施設を整備するには・・・

今朝の神奈川新聞に、林市長が横浜にIR施設を誘致することに決めたと出ていた。
私は、IR施設を作ることに賛成でも反対でもないが、施設整備は大変だろうなあと思う。
理由は、簡単で山下埠頭には、横浜市の市有地がほとんどないからである。

事業には、「人、もの、金」が必要で、人はいるだろうし、金も起債でなんとかなる。
だが、「もの」の土地は、ほとんどないのだ。
理由は、山下埠頭は、国が整備したので、荷捌き地等は国有地(管理は横浜市港湾局に管理委託されている)、倉庫の底地は国から取得した民間企業のものだからである。
緑地や埠頭事務所用地など、極めて少ない用地が横浜市港湾局のものなので、これを基に整備をするには、負担が大きいなあと私は思う。
様々な理由で、市有地が半分位あり、帆船日本丸パーク、横浜美術館、パシフィコ横浜、みなとみらいホールと多くの施設を作れた「みなとみらい21」とは異なるのである。
関係者は分かっているだろうが、普通の方はご存じないので、ご参考までに書く次第である。

以上のように書いたが、その後、すでに横浜市は、山下埠頭の用地のほとんどを取得しているとのことである。
歴代の港湾局長は、そつのない人ばかりだったので、さすがである。
そうなると問題は、カジノ施設の是非となるが、私は賛否はどちらでもないが、横浜に必要かはやや疑問がある。
全国で3ヶ所だそうで、経済的に困難のある北海道、大阪、それに沖縄で良いのではと思っている。
菅義偉官房長官のご判断になるのだろうか。

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