映画『動脈列島』で田宮二郎が

1975年の増村保造監督の映画『動脈列島』の中で、FBI帰りの敏腕刑事の田宮二郎がこういうことを言う。
この映画は、新幹線の騒音被害に激怒した青年医師の近藤正臣が、無線仕掛けで新幹線を止めてしまうものだが、最後犯人を追い詰めたとき、田宮は、
「今こうしてみんなで犯人を包囲している。でも、ただ一人の警官が真犯人が前を通り過ぎたとき、それに気が付かなかったら、すべては水泡に帰す」
そのとおりで、近年様々な場所で不祥事、事故が起きているが、その場面の担当者がきちんとしていれば防げたような事件、事故が多い。
というより、ほとんどがそうしたものだろうと思う。

田宮二郎の予言は正しかったのである。

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