コンプライアンスの本来の意味

近年、コンプライアンスということが、法令順守と意味でよく言われる。
だが、コンプライアンスの本来の意味は、可塑性、柔軟性である。
オーディオに詳しい人ならば、コンプライアンスとはスピーカーの性能の一つ、主としてコーンの柔軟性を示す指標であることをご存知だろう。
その場合、コンプライアンスが高いとは、スピーカーの動きが柔軟で、よく動くことを示す。
逆に低いとは、動きが硬く硬直化していることを言う。
実際の音の感じとしては、高いものは柔らかい音がし、低いものは硬くパンパンする響きになる。
だから、私はこのコンプライアンスを法令順守として騒がれるようになったとき、軽い違和感を持ったものであるが。

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