応援がなくて清々しいので見る

CSで全国都市対抗野球を中継している。
今年は、コロナのために、あの煩い応援がないので、見ていて非常に清々しい。
野村克也の言葉だったと思うが、「応援で勝負の結果が左右されるとすれば、それはレベルが低いからだ」そうだ。
せいぜい、応援の助力など、1割くらいだろうと私は思う。

都市対抗野球も、91回目とのことで、歴史があり、戦前は各都市がクラブチームを作って参加していた。
オール大連のように各都市にクラブチームがあり強かったようだ。
横浜にも1970年代まで金港クラブというクラブ・チームがあり、地区予選に参加していた。

だが、戦後はほとんど民間企業の、会社対抗野球になっている。
戦後すぐは、復興で星野組などと言う土建屋が優勝した。
その後は鉄鋼、製鉄など重厚長大産業に時代になり、近年はNTTなどのサービス業などが有力であり、日本社会の産業の変遷を直接的に現していて面白い。

昨日は、横浜市のエネオス、昔の日本石油で、相手は愛知の東邦ガスだった。
日本石油は、巨人の藤田、太洋の平松、川村などを出した名門チームである。
そして、現在のエネオスの監督は、元慶応大で、日石から近鉄にドラフトされた大久保秀昭であり、一昨日のJEF東日本では、元ベイスターズの投手須田がいた。
かつて柳川事件で問題となったプロとアマチュアの交流が再開されたようで、非常に喜ばしい。
元ロッテの渡辺俊介も、日本製鉄かずさマジックの監督をしているようだ。

また、東邦ガスで面白かったのは、センターの大島選手は、中日の大島の弟だそうで、好打で守備も良いようだ。
やはり、兄弟のDNAは共通している部分があるのだろうか。

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