御用納め、今昔

昨日、12月28日は、役所では御用納めだったと思う。
私が最初に入った市会事務局は、じつにのんびりしたもので、10時過ぎ、庶務課の若手だった私は、係長と一緒に酒を買いに行く。
買うといっても、出入りの業者からビール券をもらっているので、これでほとんど間に合ってしまい、現金で買うのはいわゆる乾き物程度である。
昼になると蕎麦屋からザルそばが来るので、全員が会議室に集合しての「御用納め」になり、議長、副議長も参加している。
これで1時頃になると解散で、じつに良いものだった。

ところが、中田宏氏が市長になることになると、「12月28日も午後5次以降にやれ・・・」となった。
彼のご挨拶を聞いた後、会議室で御用納めになるが、ある福祉保健センターでの話。
保健婦さん達がたくさんいるので、所内の台所でつまみはできてしまう。栄養士の指導の下なので最高である。
そして、宴会が始まるが、これが実に大変だった。
日頃は、事務職の課長、係長から指導を受けている、保健婦さんなど専門職の方の鬱憤が爆発するのだ。
あちこちで、係長、課長が責められていたが、ついには保健所長にもで来た。
相当にしつこいものなので、大物の所長もうんざりしている。
仕方ないので、タクシーを呼んで保健婦の「大とら化」した女性を帰す。
保健所長と一緒に帰ったときは、もう10時を過ぎていた。
一番参った御用納めだった。

今年は、コロナでそれどころではなかっただろうが。

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