パームワイン・ミュージックだった

横浜の赤レンガ広場に行われている「アフリカン・フェスタ2008」に行き、午後からのギネアのセク・ベンベヤ・ジャバテのライブを見る。
このフェスタで最高のミュージシャンだろうと言うより、他がほとんど論外的だったのだが。
午前中に、『やし酒飲み』一座が挨拶する前にやっていた、エジプトの国立アスワン民族舞踊団など、「どこが国立なの」というレベルだった。
よく地方のホテル・旅館に行くと、様々な海外の連中が音楽等をやっているが、実は風呂場のかまたきや配膳もやっていたりするただの外国人労働者に近い存在なことが多い。
アスワン舞踊団は、在日労働者ではないが、世界中を、多分この程度の芸で出稼ぎしている連中なのだろう。

それに比べれば、セク・ベンベヤ・ジャバテは、ベンベヤ・ジャズの後裔であり、本物のアーチストである。
演奏は、実にのんびりしたもので、昔日本にも来たシェラレオーネのパームワイン・ミュージックのS・E・ロージーのような音楽なのだ。
同じ西アフリカなので、シェラレオーネやギネアは同系統の音楽なのだろう。
この辺は、ナイジェリアやコンゴ、ザイール等には全く異なる音楽である。
アフリカのスケールの大きさと面白さを感じた。

会場で、『やし酒飲み』の最新のチラシを配る。
結構、反応があるので、嬉しかった。

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