「捨てる神あれば、拾う神あり」

2月15日に、菅義偉首相の長男と総務省幹部の問題について私の横浜市での経験を書いたが、これには後日談があった。
この港湾の土地の使用について問題のある業者を呼んで注意したところ、その夕方、後に市会議長にもなった自民党の中村達三議員から「民間企業をいじめるなよ!」との電話があったことを書いた。
ただ、さすがに中村議員もそれで終わりだったが、大抵はこの程度のもので、菅義偉首相の長男が、総務省の幹部と12回も会食したというのは、本当に異常である。

この業者が来たとき、社長は大変に若い男だったが、その隣に中年のパッとしない男がいて、これが役所の事情に詳しい人間で大変に驚いたものだ。
後で、調べるとこの中年男は、元は神奈川県陸運事務所の職員で、汚職で首になった人だった。
そうした裏道の知識を「買われて」若い男がやっていた会社に雇われたのだと思う。
まさに、蛇の道は蛇というか、「捨てる神あれば、拾う神あり」だなと思ったものだ。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする