物産展も大変


コロナ問題で、デパート等で開催されてきた物産展の出展業者が大変だと夕刊に出ていた。
この展示会等の出展業者には、専業の会社もあることを知ったのは、港湾局振興課にいて、上海港湾局の展示会をしたときだった。
展示会場を探したが、最初に当時港湾局があった中区山下町の産貿センターの1階にある産貿ホールに行った。
担当者に話しを聞くと、「こうしたホール等での展示会への出展を専業としている業者がいる」とのことだった。
そうして全国を廻っているとのことだった。
家賃等の固定費のない展示会への出展は、広報宣伝も主催者がやってくれるので、出店料を払えばすべてが済む展示会はコストが安いもののようだ。
高倉健の遺作『あなたへ』にも、全国のデパートで「イカめし」を売っている出展専業の草薙剛君が出てくる。

今、こうした「無店舗販売」の店が多いのは、古本屋や古レコード店である。
彼らは、大都市には店舗は持たず、通信販売、ネットで目録を出し、在庫は田舎の倉庫に置いておく、と言ったもののようだ。

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