「勝者の寛容」

今回の民主党の大敗については、様々にいわれている。
私は、「勝者の寛容」を民主党が欠いたせいではないかと思う。

昨年の衆議院選挙の大勝以後、民主党は様々なマニフェストを一部実施した。
子ども手当て、高速道路無料化、夫婦別姓、外国人参政権などなど。

個人的には原則的に間違いではないと思うが、大変議論のある分野である。
だから必要なのは、反対者の理解であり、そのための粘り強い説得である。
それを民主党はまったく欠いていた。むしろ一方的に自民、保守勢力を叩く攻勢をつづけた。
それは、今までの日本の政治には、政権交代がなく、勝者は敗者に対しどのように振舞うか、経験がなかったからである。

今後、民主党はより寛容というか、譲歩の姿勢で臨むべきだと思う。
所詮、政治は妥協なのだから。

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