神田須田町食堂の猫の首

民俗学で、「都市伝説」と言うのがある。
例の「マクドナルドの肉は、実は犬の肉で・・・」と言う奴で、「アルバイトをしていた者から聞いたから本当」というものだ。

だが、実はこれに類する話は戦前からあり、それが「神田須田町食堂の猫の首」という話なのである。
つまり、神田須田町食堂の裏のバケツに猫の首が沢山あったと言うものなのだ。
川崎市民ミュージアムが出している『川崎の世間話』に掲載されている話である。

また、「味の素は、蛇から作っている」と言うのは、なんと大正時代に、味の素自身が、広告で否定したほどの噂であったとのこと。
最近では、「味の素は、髪の毛から出来ていて、髪の毛は中国からの輸入品で、横浜の港湾地域にはドラム缶に詰め込まれた髪の毛がある」という話も私も港湾局にいたときに聞いたことがある。そのときは、大しても気にもしなかったが、それもただの噂に過ぎなかったのだろう。

ともかく、「実はあれは・・・」と言う話は、ほとんど嘘であることが多いようだ。
2チャンネル、その他のネットの掲示板が、新たな都市伝説の震源にならないことを祈りたいものである。
都市伝説には気をつけなくてはならないと思う。

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