高齢者消費が日本経済を救う

どこのスーパー、コンビにに行っても食糧品がない。買いだめしている人がいるのだろう。
よく見ると、米の他、パン、豆腐、納豆、魚など和食関係が多く、高齢者が好むものが多い。

スーパーの開店時間の午前中に並べるのは、働いている現役世代ではなく、高齢者たちである。
朝早く目が覚めた彼らは、戦後の食糧難、石油ショックの買いだめ・物不足を経験した世代でもある。
だから今度の大地震で、彼らが買いだめに走るのは、無理もないのだ。

だが、よく考えれば、異常に貯蓄をしているはずの彼らが今回消費するのは、経済的にはとても良いことである。
買いだめした食糧品はどうなるのか。
たぶん、彼らだけでは消費できず、子供たちへの贈物になるか、腐敗して捨てられるかだろう。

ともかく銀行等に眠っていた貯金が動き、消費されることは良いことなのだ。
環境問題などの愚劣な議論はやめて、高齢者にどんどん消費させることに日本の将来の道があることが、今回の地震で分かった貴重な教訓であるだろう。

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