解放感のなさ

日本シリーズは、第7戦まで行ってソフトバンクが勝った。
良かったと思う。
なぜなら、落合は監督としてもすごいとは思うが、試合のどこにも解放感がなく、本質的につまらないからである。

落合中日との試合は、点が入らず、じりじりとした重い緊張感でゲームが進行する。
それに耐えられず、阪神などは、後半にミスをし、そこに付込まれて失点し、一気にゲームが決まってしまう。
落合中日の強さは、あの緊張感なのである。
だが、ソフトバンクの監督秋山は、それによく耐えて、少しも動ぜず、選手を信頼して日本一を勝ちとった。

本来、野球、スポーツは、日常性からの解放感なのだから、落合野球の開放感のなさは、ひどいと思う。
勿論、ここぞという重要なゲームでは、異常な緊張で行われることもいいだろう。
だが、全部の試合が緊張感で支配されているのは御免である。
中日の観客動員が減り、ついには監督終了になったのも当然だろう。
今度の監督、高木守道には、もっと楽しい野球をやって欲しいと思う。

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コメント

  1. drunkcat より:

    同感
    全く同感ですね。どうしてあんなにつまらなそうに野球(監督)できるのか?
    私生活が上手くいってないのかとかつい勘ぐりたくなります。
    やっぱり投げて、打って、走って基本的な楽しさはメジャーにあると思うのですが?

  2. さすらい日乗 より:

    高木監督はどうでしょうか
    落合がクビになったのは良かったと思う。
    面白くないのがクビになるのは当然、高校野球じゃない。
    高木守道は、面白い野球を見せてくれるでしょうかね。
    個人的には、江夏以来の阪神ファンなので、和田監督に期待していますが。