紅白歌合戦からふじやまへ

大晦日は、いつもどおりNHKの紅白歌合戦を見る。
最近多かった格闘技がほとんどないのは、やはり大震災の影響で、血を見るのが嫌なのだろうか、格闘技ブームの所詮その程度のものだったのか。
冒頭は、いつものも同じだろうと録画していた松本幸四郎の特集を見ていたので、見落とすと、すでに5番目のAKB48が騒いでいる。
全体として、集団で騒ぐのが多く、これでは「将軍様」の国の集団行動を笑えないと思う。

コンサートやテレビの歌番組で、歌手の後ろに多数のバック・ダンサーが踊るのは、日本だけではなく、韓国、台湾、香港等にもあり、アジア的特質だと思う。
経済学史的に言えば、アジア的生産様式となるが、そこまで言わなくても、アジアでは人口が過剰で、人が余っている性なのだろうか。
結局、日本でも普段は西欧的になるが、危機になると集団主義に逃げ込むわけだ。
やたらに絆や愛を言うのが煩わしく、すべての歌を大震災への追悼と復興を結び付けるのが異様である。

だが、今回見て一番の収穫は、和田アキ子、松任谷由実の二人が、結局すごいブスだということがはっきりと見えたことである。
ああなると、今更整形手術もできないので、「あのご面相で、今後もライブをするのは大変だな」と妙に同情してしまう。
「私は顔じゃないよ、歌だよ」と言いたいのだろうが、本当にファンはそう見てくれるだろうか。

明けて、1月1日は、ふじやまに行く。
勿論、ふじやまと言っても富士山のことではない、横浜市栄区にある本郷ふじやま公園である。
栄区の端に「ふじやま」と言われる少し高く尖った小山があり、周辺が公園として整備されていて、4年前に栄図書館に来てからずっと気になっていたのである。
バスで、鍛冶ケ谷で下り、少しきつい登りを歩くと公園になっていて、江戸時代の旧家が移築保存されている。
ここなら十分にイベントもできるな、とも思うが、正月なので閉館で、中には入れない。
元大橋町側から出て、元のバス停まで戻る。
正月の鈍った体には、良い運動になった。

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コメント

  1. 飯田光雄 より:

    ことしもよろしく
     紅白は毎年見ても、ほぼ全部を見たのは最近では初めてだ。それというのも、息子が北島三郎の「帰ろかな」のバックコーラスに出たからだが。大学のコーラス部活で夏川りみの「あすという日が」のレコーディングに参加したのに、紅白では北島の方になった。出られたのでどちらでもいいけれど。
     今年もよろしくお願いします。

  2. uhgoand より:

    紐帯
    和田はもともと女性にはない体躯が売りの歌い手であつて顔ではないでせう
    40年代のおくれて出てきた流行歌手(この言葉もすでにないが)末席のB級タレントであつて当時活躍したA級はすでに亡くなつているか世を憚かつている

    しかしいまやたらに“絆”だの“がんばれ日本”など口にするのも恥ずかしいくらいの言葉が氾濫しているが

    “絆”なんぞ家族親族隣組隣保班で逃れられないいくらい繋がりの強かつた戦前戦後20~30年代でも使われなかつた言葉で
    これがいまどき世を席巻しているのはマスコミあるいはその筋のどこかの差し金で何か目的があるのではないか?と疑るものである

    当時これに近し言葉は“紐帯”であつて一般にも使われていたが“絆”なんぞ(その筋の世界のことは知らないが)世間一般では知れず