「昔の名前で出ています」

自民党が総選挙で大勝利して安倍内閣ができた。

いきなり株が上昇したり、円安になったり、それはそれで結構だが、どうにもセンスが古いというか、昔の名前をそのまま使っているのは、どうかと思う。

骨太の方針、経済財政諮問会議、竹中平蔵などなど。

正しければ良いではないかと言うかもしれないが、やはり新しく復活した安倍政権らしさが必要なのではないかと思う。

さらに、デフレ脱却のためのロケット・スタートとは、懐かしい。

東京オリンピックの時の男子100mの飯島秀雄選手のスタートのことではないか。

飯島は、オリンピックの後、話題好きの大映の永田ラッパ雅一がオーナーだったプロ野球の東京オリオンズ(現ロッテ)に、盗塁のプロとして入団したが、まったくダメだった。

プロ野球というのはそう甘いものではないのである。

盗塁というものは、ただ足が早ければできるものではないそうで、これも昔のことで恐縮だが、南海(ソフトバンク・ホークス)に広瀬淑功という何度も盗塁王になり、1年だけだが監督もやった選手がいた。

彼の売り物は、打撃も非常に良かったのだが、勿論俊足と強肩だった。

だが、ある時、一軍の全選手で100m競争をやってみたところ、広瀬は一位ではなく、一番早かったのは、投手の杉浦忠だったそうだ。

盗塁は、投手のクセやスタートのタイミングなど、様々な技術が必要であるようだ。

また、飯島は体が硬く、柔軟性にも欠けていたことがプロ野球で成功しなかった原因らしい。

 現在は、茨城で運動具店をやっているようだ。

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