蘇る大映ドラマ

日曜日に、スキヤキが終わり、福野の駅前で飲んで戻ってテレビを見る。

ボクシングの村田諒太だが、右ストレートの切れは圧倒的で、一応世界への期待が沸く。

時間があるので、TBSの大ヒットドラマ『半沢直樹』を見る。

初めてだが、すぐに1970年代から80年代の人気ドラマ、山口百恵主演の「赤いシリーズ」等の大映テレビのドラマを思い出す。

その最高は、「教官!」、「亀!」で有名な、堀ちえみと風間杜夫の『スチュアーデス物語』だろう。

面白いのだからそれで結構だが、ここにはTBSドラマへの大映テレビの遺伝子が見えると思う。

増村保造が大映で作った強引で作り物の異常なドラマが、ここにも生きているのは素晴らしいことだが。

主演の堺雅人は、いつもヘラヘラ笑っているような顔付きだが、実は非常に上手い役者である。

2004年に新国立劇場で、ユージン・オニール原作の『喪服の似合うエレクトラ』が上演された。

この劇は、多くの男を食って生きるすごい女性が主人公で、日本の女優では無理と言われていたが、大竹しのぶが演じて、本当にびっくりした。

この時、大竹の弟で、その餌食にされかかるのが、堺雅人で、初めて見たが、なかなかやるじゃないかと思った。

因みに、風間杜夫も、堺雅人も、早稲田の学生劇団の出身で、風間は劇団自由舞台、堺は劇団演劇研究会で、私のずっと下の後輩になるわけだ。

だからと言って評価しているわけではない。

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