「キャンペーン56」

「キャンペーン56」(Campaign56)とは、1956年のアメリカ大統領選挙を記録したドキュメンタリー・レコードで、フォーク・ソングの録音で有名なフォークウーェズから出た。
先日の衆議院総選挙で自民党が大勝したとき、最初に思い出したのが、この1956年のアメリカ大統領選挙だった。

それは、共和党アイゼンハワーと民主党スティーブンソンとの間で戦われ、アイクの勝利になったが、このときの民主党の敗北は、「知性の敗北」と言われた。ステーブンソンは、かなりの知識人でインテリに人気があったが、現職のアイクに勝てなかった。まだ、アメリカは赤狩り直後の「反知性主義」の時代を脱していなかったのである。
その4年後、民主党は若きケネディを大統領候補にして、共和党に勝つ。

フォークウェーズは、アメリカのフォークソングはもとより、世界の民俗音楽のレコードを多数出ししているが、同時にドキュメンタリーも随分出している。
これは、フォークウェーズの創立者サムエル・チャーターズの妻・アン・チャーターズは、ケラワックやギンズバーグと交友があり、ビートの一員だったことにも大きく関係があったと思う。

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