横浜市庁舎跡に県立図書館を

「どうでも良い三流映画のことばかり書くな」とのご意見もきたので、たまには真面目なことも書く。

今朝の新聞によれば、この数年間大問題になっていた、紅葉が丘の県立図書館は、建替えにすると知事が議会で答弁したそうだ。

さすが黒岩知事と言いたいところだが、従来案の紅葉が丘の県立図書館の閉鎖、閲覧の中止、他の市町村図書館へのサービスの特化よりは遥かに良いとは思う。

だが、あの紅葉が丘の高台にいまさら新館を建替える必要があるだろうか。

私のような高齢者には、歩いて昇るのは非常にきついのである。

用があって仕方なく県立に行くときはいつも途中で嫌になるのだ。

             

言うまでもなく、できた時は神奈川県立図書館は大変に立派だった。

石原裕次郎と浅丘るり子主演の日活映画の名作『赤いハンカチ』では、裕次郎の拳銃誤射事件を調べるため、ルリ子がここで新聞を閲覧するシーンが撮影されているほどであった。

だが、現在では老朽化し、また蔵書も横浜市の中央図書館に比べてかわいそうなほど古くて量も貧弱になっていた。

県立図書館の紅葉が丘と川崎の2館全体の図書購入費が、横浜市図書館全部の6割くらいしかないのだから当然なのだが。

さて、そこで大胆に提案するが、いずれ北仲地区のみなとみらい線馬車道駅前に移転することが決まっている横浜市庁舎の跡に、県立図書館が入ってはと思うのだ。

ここなら関内駅の真ん前で、JRと地下鉄の駅からすぐで交通アクセスは最高である。

               

横浜市庁舎の跡地には、学校(私は専門学校が良いと思うが)等の誘致を想定しているらしいが、そうなると公共図書館が中心施設としてあるのは、大変に良いと思う。

本庁舎に付属している市会棟などは、図書館の閲覧室としては最高ではないかと思う。

では、紅葉が丘の県立図書館の跡地はどうするのか。

民間の特別養護老人ホーム等に売却すれば良いのではないだろうか。

あの丘の上は、老人ホームならば多分最適の場所であり、入居者も関係者も基本的には車利用なので、高地にあっても問題はないと思うのだが。

いかがでしょうか、是非神奈川県と横浜市の関係者のご検討をお願いしたいと思う。

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