天皇の新憲法感覚

紀宮様の婚約内定や先日の「国旗・国歌の強制にわたらないことが望ましい」の発言に見られるのは、天皇の新憲法感覚であろう。
紀宮様の婚約相手が兄の友人で、一般公務員と言うのは日常的感覚である。親戚が旧華族と姻戚関係があったとしてもさしたることではない。
また、先日の天皇の発言は、「平和と繁栄を希望する」まさに心情なのだろう。
戦前、過激な日本主義、愛国主義、天皇主義を最も嫌ったのは、昭和天皇その人であった。それは、現在の天皇にも受け継がれていると見るべきだろう。
マッカーサーが最初に昭和天皇に拝謁したとき、「私の命はどうなってもいい。国民の窮状を助けて下さい」と言われて大変感動したそうだ(うそという説もあるが)。
欧州の王室がナチスの侵略に対し、国民を投げ出し逃亡したのに比べ、昭和天皇はとても立派だったと私は思っている。

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