暑くて参るが、パレードは素晴らしかった

土曜日の午前中はイベントはないので、去年も城端線で城端に行き、真宗の名刹や加賀料理など意外に高い伝統的文化があったことに驚いた。
今年は別のところと思い、まず城端線で砺波に行く。トナミ運輸、そして綿貫民輔元衆議院議長の砺波で、この辺では中心である。

だが、行っても特に何もなく、暑いので、田母神論文で有名なAPAホテルの喫茶室で休んでから、バスに乗り延々と庄川に行く。
途中の井波は、古い街並みがあり、木造工芸の店も多数あったが、ともかく最後まで行くことにする。

すると庄川は本当に何もない住宅地で、運転手に聞くと5分後に石動行きが来るとのことで、それに乗る。

経路は違うが、庄川から井波、福野を通って石動まで出るのだと言う。
「ここは路面電車があったんですよ」と若い運転手に教えてもらう。2年前に岡山から来て砺波に住んでいるそうで、「ここはなにもない田舎で、高岡も大したことはない」とのこと。若者には退屈な町に違いない。

その路面電車は、庄川の奥にダムを作るための資材運搬線だったものを加越能鉄道が引き継いだものだったことをネットで知る。
福野駅近くでで食事して歩くと左目が引き釣ってくる。
これは熱中症の前兆だと思い休むことにする。本当は、富山で「成田了展」をやっているのを店の北日本新聞で知ったので行きたかったのだが、明日にする。
城端線、氷見線を乗りついで冷房の車内で休む。
福野に戻るとパレードの最後が出るところで、歩いて植物園に行き、そのままステージの開始を待ちつつ酒を飲む。

最初はいつもの通り、スキヤキ・スチール・オーケストラ。

隣の女性と両親は、息子・孫がメンバーらしく興奮気味に聞いている。
ともかく、このパレードと野外公演は素晴らしく、私たちが横浜のウォーマッド横浜で、やろうとしてできなかったことなのだ。

次は、日本女性アニャンゴと大西マサヤ、私の趣味ではないが、彼女が弾く「ニャティティ」は、ケニヤのハープだそうだが、珍しいのは、弦と共に太鼓部分も叩くところで、ステージ下まで見に行く。

最後は、コンゴ民主共和国、旧ザイールのジュピター&オクウェス・インターナショナル。
ザイールと言えば、ルンバ・コンゴレスで、高音の唄とコーラスが有名で、ザイコ・ランガ・ランガ以来、パパ・ウエンヴァなど多数来日し、日本でも人気が高くなんと日本人の「リンガラ・バンド」があり、私はCDを持っているくらいだ。
だが、この日に聞いたジュピターは、所謂リンガラではなく、イケイケ的音楽で押し通した。
それが彼らの本質なのか、日本人の普通の観客相手なので、アフリカ的イメージにしたのかは不明だった。
8時過ぎに出て、ヘリオス会場では、若者が屯しているのを抜けて約30分歩いてホテルに戻る。

テレビを見ると広島の地すべり災害のこと。
俗に「分家の災害、本家の無事」という言葉があるそうだが、縄文時代以来歴史的に住んでいたところの方が安全ということなのだろうか。

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