神奈川県立図書館開館50周年記念式典について

先週の11月11日に神奈川県立図書館開館50周年記念式典・講演会があった。
講演会では、慶応大学の糸賀雅児先生と東京大学の根本彰先生の講演があったが、正直に言ってほとんど期待はずれだった。
何故なら、今の図書館で問題となっている、1 指定管理者制度等の民間委託問題 2 公共貸与権等の著作権問題 3 新刊ベストセラーへの貸出の増加等の問題、こうした現在直面する問題に全く答えていないからであった。現実の課題に対応できない学問など、どこに意味があるのだろう。それは、学問のための学問であり、現実のための学問ではない。
私は、糸賀先生が「ビジネス支援」が図書館の新しい方向性のごとく言うので、そのためには著作権法31条の複製をもっと自由にやれるようご努力いただきたい旨、要望いたしました。本当に意味が分かっているのか、少々疑問でしたが。

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