『里の秋』

『あの日』では、12月24日の川田正子の『里の秋』が出色だった。
「静かな、静かな里の秋  」という曲は、本来は戦時中に書かれた『星月夜』という詩だった。
それが、戦後浦賀港に帰還してくる兵士を歓迎する夕べがあり、そのため急遽一部を改作したものだった。
だから、元歌はいずれ私も立派な兵隊になるという歌だったのを、父の戻りを希求する歌に改作した。
NHKで歌うと大変な反響で、その日にもう一度歌ったそうだ。

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