「政治主導」の誤り   安倍首相の問題発言

先週の国会で、安倍首相が「日教組は、日教祖はどうなの」と叫んだヤジは、デマ情報を信じたものであることが分かり、自ら陳謝することになった。
これも大きな問題だが、1月に安倍首相がエジプトでやった演説の「人道支援」というのも、あらかじめ外務省が用意した演説原稿とは異なるものだったとのことだ。
日教組への国の補助金などはないことは、後ろに並んでいる官僚に聞けばすぐにわかることである。
また、エジプトでの演説も、外務省が用意した原稿を踏み出して演説したために、人道的援助とは理解されず、イスラム国からは、有志連合への援助と「誤解」されたようだ。

要は、官僚を信じずに、政治家の考えでことを進めて行こうということだろうが、非常に困ったことである。
民主党も「政治主導」を言い過ぎて墓穴を掘ったが、安倍内閣もその二の舞になるのではないだろうか。
心から心配する次第である。

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