意外な僅差の原因は・・・

大阪都構想の住民投票が、実施され僅差だったが、反対多数で否決された。投票前は、数パーセントの差で反対が上回ると予想されていたので、僅差はむしろ意外な結果だったと思う。

このように賛成が大きく追い上げたのは、テレビ等で大宣伝したことや、全国から運動員を投入したことがあるのだろう。

だが、ここで思いだしたのは、昔々、横浜市西区の市会議員で、議長だった鈴木喜一さんが言った言葉である。

それは、「新聞で当確と出るのが一番困る。俺は投票しなくて良いと思って投票に行かなくなってしまうから」だそうだ。

要は、「判官びいき」みたいなもので、劣勢の候補に支持が移るというわけである。

ただ、それは昔のことで、小選挙区制度導入以後は、死票になるのを嫌って勝組に入れる、「勝ち馬効果」の方が強いと言われてきた。

だが、今回は逆の判官びいき的な効果で、賛成に支持が最後で集まったのではないかと思う。

この鈴木喜一に市会議員を引きずり下ろしたのは、今や大権力者となった菅義偉官房長官である。

                                          

さて、橋下市長の今後であるが、来年の参議院選挙には、比例区から出ることになるのではないか、どういう理屈を付けるのかはまだ分からないが。

要は、「人の噂も75日」であるのだから。

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