リックになれなかったレーガン

レーガン元大統領の夫人だったナンシー・レーガンが亡くなった。

レーガンが俳優だったのは有名だが、彼は俳優の前はラジオのアナウンサーで、「コルゲート・アワー」というスポーツニュースのキャスターだった。

だから、彼は演説が非常に上手いのである。

ただ、彼が大統領時代、説明するときは、その文章は3行以上にわたってはならないといわれていた。

それ以上になると理解できないからだと言われた。

彼の時代には、衛星にミサイルを積んで、そこから攻撃する「スター・ウォーズ」などというとんでも計画もあった。

              

さて、彼が俳優時代、実は名作に出演する機会があった。それは『カサブランカ』であり、彼も主演男優候補の一人だった。

だが、レーガンンは徴兵されてしまい兵役に就いたので、名作に出ることはできず、主役のリックはハンフリー・ボガードが演じて有名になった。

もし、徴兵されなければ、レーガンは俳優として成功し、後に大統領になることもなかっただろうと思う。

さらに、これもよく知られているが、『カサブランカ』は、日本で翻案されている。1本は、江崎実生監督、石原裕次郎、浅丘ルリ子主演の1967年の『夜霧よ今夜も有難う』である。

実はその前に、もう1本あり1963年の『波止場の賭博師』で、小林旭と高須賀不二子の主演で、吉永小百合・浜田光夫主演の名作『泥だらけの純情』の翌週の公開作品だった。

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