ヒラリー・クリントンについての有名な話

2012年6月に私は以下のように書いた。

ヒラリー・クリントンが米大統領選に出るらしいことが、報道されていたが、彼女の有名な小話。

クリントンとヒラリーは、高校の同級生である。(これは間違いで、彼らは高校大学は別で、その後イェール・ロー・スクールで出会って一緒になった)

                                         

大統領になって2期目のある日、ヒラリーの高校の同窓会があり、二人で出かけた。彼女は大学は女子大だが、高校は共学高だった。

その夜、ホテルの部屋に戻ってきて、クリントンが言った。
「昼間、お前は変な奴と随分いちゃいちゃしていたな」
「そう、本当は彼が好きだったの」
「でも、俺と結婚してよかっただろう。あいつと結婚したら、ただのガソリン・スタンドのおばさんだ。俺と結婚したから大統領夫人になれた」
「彼と結婚していれば、彼を大統領にしたわ!」

本当のものとは思えないが、それほどヒラリーがやり手で、嫌な女性だと思われていたことを示すものだろう。

アメリカは全体としては、われわれが知っているニューヨーク、シカゴ、ロスアンゼルスなどの大都会のアメリカではなく、膨大な農業地帯のアメリカであり、きわめて保守的な人間たちによって構成されている。

アメリカ人のほとんどは、一度もニューヨークやシカゴなどには行かずに一生を終えるものだと言われているが、多分そうだろう。

今回は、そうした地方の票がクリントンではなくトランプに逃げたのだろうと思う。

意外にも総得票数ではヒラリーの方が上なのだから、大部分の州が、各州ごとの総取り方式なので、選挙人との差が生まれてしまうのだが。

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コメント

  1. より:

    こんばんは。
    そうした発言からは、ヒラリーは、フェミニストといった、左翼の一女性というよりは、野心を持った女将軍という、気質が見えると思います。

    余り日本には馴染みのない事ですが、アメリカでは、政治家であっても、指導者であっても、女性には純潔であり、野心などの、男性的な気質とは遠い存在であって欲しいと感じると思います。それに適わなかったのではないでしょうか。将軍の面を晒すのが早すぎたのだと思います。

  2. さすらい日乗 より:

    そうかな
    アメリカでは、女性に対して純潔だなんて願っているでしょうかね。私には到底そうとは思えませんが。
    むしろ、レディ・ガガのように、多くの女性たちは「ガラスの天井」を破ってほしいと思っていたと思うのです。

    それはセレブのことで、地方の農家の女性などとは違うと思いますが。

    今回の結果は、アメリカの都市と地方の差の大きさだと私は思います。
    大体トランプの悪趣味は、ニューヨークの生まれ育ちですが、極めて田舎的なセンスです。