『愛と死を見つめて』

期待しないで見たが、意外にも若い二人が上手いのには驚いた。特に草薙はすごい。あれだけ普通の男の子をきちんと演じられる役者はそうはいないのではないか。
少なくとも、映画の吉永小百合・浜田光夫コンビの浜田の芝居よりはるかに良い。
勿論、役者としての幅の広さ、と言ったものは浜田や吉永の方が上のことは当然だが。
今の若い役者は、等身大の自分たちの仲間のごとき人間像を演じるととても上手い。
ただ、娯楽映画の作り物の役を演じるのはとても下手である。
その辺は、是非韓国の俳優たちに見習ってほしいと思う。
多分、現在の日本の俳優たちの等身大性に飽き足らないものが、韓国ブームを作り出しているのだと思う。

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