訂正

岡田真澄の死亡のことで、『狂った果実』は間違いで、『太陽の季節』と書いたが、どうやら『狂った果実』にも出ていたらしい。
ただ、どんな役だったか、全く記憶にない。
ご存知でしたら、是非教えて下さい。
多分、兄の裕次郎の友人の一人だったと思うが。

弟は、言うまでもなく若き津川雅彦。
津川の最も早い出演作の一つは、溝口健二の『山椒太夫』で、厨子王の子供時代である。大変可愛いい。

『狂った果実』は、裕次郎、津川兄弟が好きになる謎の女性・北原三枝が、実はアメリカ人の女という、当時の日本の従属的立場を表現している。
また、現在に至る石原慎太郎の「反米民族主義」の根源につながる憎悪を象徴している作品でもあり、大変興味深い。

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コメント

  1. 狂った果実
    裕次郎の友人のひとりです。

    タキシードを着てクラブに乗りこんだ岡田に
    ウェイターが気取って
    英語でオーダーを取ると、
    「焼酎無い?」と答えていました。

    偶然つい先日も見たばかりです。
    ものすごいハンサムなのに
    コミカルで、面白い味を出していました。

    ナンパした女の子との踊りも
    抜群に上手かったです。

  2. さすらい日乗 より:

    ありがとうございます
    印象的な脇役に出る、というのが岡田真澄の戦略だったと思う。
    最も、裕次郎相手では、脇に廻らざるを得ないのは、当然だが。まともに勝負しようと思うのは小林旭くらいだろう。

    『狂った果実』は、フランスで上映され、トリフォーは衝撃を受け、ヌーベル・バークの表現方法を作り出したと言われ、石原慎太郎がそれを自慢している。

    多分、あの作品の監督、中平康は言うまでもなく松竹大船出身で、全体に大げさな芝居をしないリアルな演技、表現が驚きだったのだと思う。