いろいろあった昨日

土曜日の午後は、磯子の横浜市市電保存館リニューアルのトークショーに行く。

横浜市の市電は、1972年3月31日に全線廃止され、翌日の4月1日に入庁したので、私は横浜の市電に乗ったことがないである。

当時、市電は赤字だったが、戦前から戦後の1950年代までは実は黒字で、一般会計に余剰金を上納していた時もあるのだ。

路面電車は、一般に都市の規模が50万人から100万人の間だと成立するといわれており、現在も路面電車のある地方都市は大体その線の人口規模である。

トークショーは、横濱地図博覧会実行委員会の企画によるもので、「関内はなぜ関内」「関内には坂道がある」「中華街はナゼ斜めなのか」「歴史の道と六道の辻」「こんなにあった居留地のホテル」「わずか8年で消えた横浜駅」「曲線美を描く街並み」「駅名がビールの名前」「関内を走った路面電車」「国道を遮断した貨物線」で、どれも非常に興味深いものだった。

中でも、「国道を遮断した貨物線」は非常に気になったが、これは横浜線から東神奈川手前から分岐し、港湾へと進む路線で、京浜急行仲木戸駅付近をくぐり、国道や後には市電も踏切で交差する貨物線だった。

その終着駅は、海神奈川駅で、どこにあったのか調べると、瑞穂埠頭の手前で、どうやらこの線は、横濱倉庫と関係したものであることも分かった。

「ああ、あのヨコソーか」と思う。

ヨコソーとケイヒンは元は横浜市の企業だったが、たびたび横浜市とトラブルを起こしてきた企業なのである。

夜は、両国に行き、シアターχでケイ・タケイの『春の祭典』と『竹林』を見に行く。

マルメロの斉藤朋君からのご案内によるもので、彼女の踊りは初めて見たが、古代的、土俗的な踊りで、文化人類学的な発想だと言う。

私は専門ではないので、よくわからないが。

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