アラブのプライド

昨年の4月から実は、アラビア語を教わってきたが、やはりこの年では新たな語学は無理だと悟って3月末でやめた。

アラビア語を始めたのは、昔からアラブの音楽が好きで、フェイルーツなどはLP時代から愛好して来たので、曲の意味も分かるようになりたいと思ったからだ。

アラビア語は、1年で挫折したので、偉そうなことは言えないが、決して複雑な言語ではない。文法は簡単だし、男女の性別はあるが、格変化のようなものもない。

ただ、参ったのは、外来語をほとんど使わないことで、ほとんどの概念を自国語に変換する。

ホテルやステーションと言った、普通はそのまま外来語として使用するものも、全部独自の単語にしている。

要は、単語をいちいち憶えなくてはならず、これは到底無理だと挫折したのである。

これはよく考えれば、いかに自国の文化、歴史等に強いプライドを持っているかであり、簡単に外国文化を入れないのである。

確かに紀元前から文化を持っていた地域なのだ。たかだか数百年の急速な進歩と発展をしてきた西欧文化など、ものの数ではないのだとアラブ人たちは考えているのだと思う。

だから、化学兵器攻撃で幼児の死亡が可哀そうだからと、国際法になんの根拠のないミサイル攻撃をしたトランプのアメリカは、全くなにも理解していないということになる。

さらに、それに追従するしかできない安部内閣はもっとバカというしかないだろう。

写真は、レバノンの大歌手のフェイルーツだが、彼女はイスラム教徒ではなく、キリスト教徒である。

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