中小企業の親父同士の喧嘩

アメリカがシリアにミサイル攻撃をしたが、これは言うまでもなく国際法違反である。シリアは、アメリカを攻撃したことも、アメリカ人を傷つけたこともなく、シリアが他国を侵略したこともない。勿論、アサド政権がシリア人を攻撃し、長い間人権を侵害して来たことも事実だとしても、それはシリア国内の問題で、他国がどうこう言うのはいいとしても、それを攻撃する権利はどこにもない。

また、これはアメリカの北朝鮮への攻撃も示唆しているようだ。テレビで見れば、北朝鮮では、金正恩様は、保育園での児童のランドセルの置き方も、ご指導されたとのこと。

彼の祖父の金日成も、映画『金日成のパレード』によれば、ホテルのベッドや椅子の向きを、直接ご指導なされていたが、これは中小企業の社長の発想である。

アメリカのトランプの軍事行動は、娘のイバンカの「化学兵器の犠牲になった子供が可哀そうだ」との助言から始まったとの噂もあり、ここも典型的な中小企業の親父の考え方である。

飲み屋でなら、中小企業の親父同士が勝手に喧嘩するのは別に結構だが、国際政治の場でやるのはひどいし、他国への影響を与える問題行為というほかはない。

日本の安倍晋三政権が例によって追従するのは、またかとは思うが大変に呆れたことである。

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