池上も変わっているんだな

今朝の東京新聞に大田区池上が紹介されていた。

結構細かく店が出ていて、「あれがこんなシャレた店になっているの・・・」というのもあった。

全体としては、池上もかなり変わってきたと思える。

私が子供の頃、池上は京浜工業地帯の中の労働者の住宅の町だった。

その意味では、駅の近くには立ち飲みの店などもあり、非常に活気のある町だった。

だが、高齢化が進み、工業地帯も衰退して、今や池上は、観光の町になったようだ。

元は、池上本門寺の門前町だったのだから、そこに戻ったともいえるが。

映画好きの人には、重要な場所が三つある。

溝口健二、花柳章太郎、市川雷蔵の墓があることで、溝口のへは、ゴダールも詣でているので有名だろう。

溝口と花柳の墓のある本門寺の一つの寺の「大坊」は、私の同学年の女性の実家であり、確か彼女はお婿さんを取っ寺を継いでいるとのことである。

10月12日は、お会式なので、たまには行ってみたいと思った。

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コメント

  1. КРАСНАЯ СОСНА より:

    いつも楽しく拝見させて頂いております。

    「池上本門寺」には「愛染かつら」(戦前版 田中絹代、上原謙)の愛染かつらの樹があり、ロケされた場所です。 その樹は空襲で焼けてしまい今はありませんが、二人が歩くバックに映る山門などは当時のままのようです。

    勿論、博学な「さすらい日乗」様はご存知でしょうけれど、映画好きなファンも案外知らないロケ地です。

  2. あれが本門寺とは知りませんでした。どうもありがとうございます。どこか見たような感じもしていたのですが。現存している『愛染かつら』は、戦後に再編集したひどいものです。オリジナル版が4時間以上あったものの半分くらいにすぎず、再編集の時に残りのネガを捨ててしまったのは大変に残念なことです。今のようなDVD時代を想像していなかったからで仕方ないのでしょうが。

    本門寺は、昭和20年の城南地区の空襲で焼けてしまい、今の本堂は1960年代に再建されたものです。この再建の時、一番寄付したのは、児玉誉士夫だったと記憶していますが、児玉の墓も本門寺車坂の近くにあります。
    五重塔は焼けなかったので、昔のままで、この近くに市川雷蔵の墓もあります。
    太田家之墓となっていて、普段の雷蔵が、サラリーマンのように目立たなかったようにひっそりと建っていて、発見しにくいのですが。