裕次郎映画の悪役ファミリー

石原裕次郎が、日活の「太陽族映画」から60年代後半の「ムード・アクション映画」に転換する間、サラリーマンものに出ていた時期がある。多くは源氏鶏太など原作の明朗喜劇で、ファンの中で退屈とされている。

これらの作品で、裕次郎は入社した組織で多くの腐敗に遭遇する。
社長や幹部が取り巻きと不正を働き、同族で多額の利益を享受している。
勿論、これに裕次郎は敢然と戦い勝利する。

今、石原慎太郎東京都知事のやっていることは、どこか裕次郎映画の悪役一家のやっていることと同じに見える。
裕次郎が生きていれば、映画のように不正を正しただろうか。

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