大沢啓二が長嶋に金を渡していた

西武がアマチュアの選手に裏金を渡していたことが明らかになった。
だが、1950年代末、プロ野球球団の南海は立教大学の先輩大沢啓二(テレビでえばっているあの大沢親分)を通じ、長嶋茂雄と杉浦忠に在学中金を渡していた。
だが、契約のとき、南海は契約金からそれまでに渡した分を差引くと言ったので、長嶋は約束が違うと巨人に入った。杉浦は大変義理堅く真面目だったので、そのまま南海に入団した。
もし、長嶋が南海に入っていれば、その後の日本のプロ野球はどうなっただろうか。
それにしても、杉浦は真面目な男だった。
昭和34年、巨人との日本シリーズの4連投4連勝もすごかったし、涙の御堂筋パレードも彼の力なくしてありえなかった。
投げすぎですぐに右腕が悪くなってしまい、なんと200勝も出来なかったのである。
最後に南海の監督もしたが、弱い時代の南海だったので全くだめだった。
確か、南海がダイエーに売却されたときの監督もしたはずだが、すぐにこれも首になる。

今回も、西武は契約後は契約金から差し引くとつもりだったそうだ。
これは、法的に言えば「贈与」ではなく、「貸付」である。
貸付となれば、大変せこく、信義則の問題はあるが、法的には違うのではないか。

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