『あの頃ペニー・レインと』

1970年代にある知り合いから、吉田拓郎の「ペニー・レインでバーボンを・・・とはどういう意味ですか」と聞かれたことがあるが、勿論原宿に合った店のことだ。

この2000年の映画を見て、すぐに思い出したのは、1974年の秋吉久美子主演、藤田敏八監督の『バージン・ブルース』である。『赤ちょうちん』『妹』に続く、秋吉・藤田の三部作の最後で、評価は低かったが、東京から流離っていく秋吉と、それを追う中年の長門弘之の姿は妙に記憶に残った。

これは、1970年にアメリカ西海岸のサンディエゴの厳格な家庭、でも大学教授の母親は非常に変わった人で、反肉食主義の自然主義志向なのに、ロックは大嫌いの女性。あまりのうるささに18歳の娘は家を出てスチュアデスになってしまう。主人公の弟は大変な秀才で、15歳なのに、2回飛び級をしたので同級成都は2歳年が違うという童貞少年。

彼は、ロックが好きで、地元のミニコミ紙に記事を書いていたが、編集長から褒められて、あるグループのツアーに同行・取材し、ついには当時一番権威があった『ローリング・ストーン』誌に記事を書くようになる。その間での事件や、ペニー・レインと自称する少女との出会いや別れ、連中のご乱行やトラブル等を経験する。

非常にさわやかで、楽しい青春映画である。これを見て驚くのは、当時本当にアメリカ西海岸にはロックを中心とした「愛と平和」のフリー・コミュニテイがあったらしいことだ。

最後は、主人公は家に戻り、ペニー・レインとも別れる。懐かしんでいるとおじさんだといわれそうだが。

NHKBS

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コメント

  1. ナカシマ より:

    この映画観ました
    アメリカの自治体はそもそも日本とは全く違う仕組みのようです
    https://dehoudai.exblog.jp/29362512/

  2. 匿名 より:

    そのとおりアメリカの地方は、イギリスが基本ですが、移民して来た人達の事情によって様々です。その一番が市長で、その権限も様々です。昔、クリント・イーストウッドが住んでいた市の市長になりましたが、これはほとんど名誉的な市長で、儀式や表彰等で役を演じるといったもののようです。市長と議会との関係もいろいろあり、戦前には日本でもあった市会・参事会制も多く、有力議員の中から各局担当の議員を選ぶもので、国の議員内閣制に近い制度ですね。