大変な圧力があったのだろう 森友学園問題

森友学園への土地売却の当初の決裁文書が出てきて、そこには「安倍昭恵の名はあったが、具体的な圧力等が書かれていなかったので無関係」と安倍晋三は胸を張っているようだが、それは全く逆だと思う。

法の縛りがあるので詳細は書けないが、私は横浜市港湾局にいたとき、必要があって港湾の埋立地の売却相手の決定の起案書を見たことがある。

そこは、埋立て事業が終わり公募の結果、4社から申し込みがあり、結局市内のある社に決まった。その理由はいろいろ書いてあったが、その上に薄く鉛筆書きで、某先生からの紹介、と書かれていて、その社に決まったのである。

要は、役所に於ける書類の作り方というものは、そうしたもので、秘密事項は鉛筆書きとか口頭で引継ぎするというものであり、それは地方も国も同じだろうと思う。もちろん、秘密保持のためである。

さて、今回明らかになった元の森友学園への売却の起案書だが、異常に細かく経緯が書かれている。これは余程に問題のある案件であり、担当者はそれでも嫌々やらされた事項であることがわかる。

さらに、議員のほか、安倍昭恵云々があることは、明らかに介入があったことを示すものだと思う。でなければ、きちんと文字化せず一切残さない方法をとったはずだからである。

そうした事実を究明するためにもやはり、安倍昭恵氏への証人喚問が必要だと思わざるを得ない。

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