「秘書失格」 柳瀬元総理大臣秘書官

昨日の午前中はテレビで見て、午後はラジオで、柳瀬元総理秘書官の参考人証言を聞いた。彼は、加計学園関係者と会ったことを安倍晋三首相に報告していないと言った。

私は、横浜市会で、大久保英太郎、鈴木喜一、相川藤兵衛、松村千賀男の4人の市会議長の公的秘書を勤めた。

主な業務は、市会議長、副議長の日程の管理、来客者等の応接の管理と取次、公式行事での挨拶文の作成等だが、重要なのは市長部局との調整で、結構忙しい仕事だった。

当局は、大体は「これについては、市長が出るから、議会からも出てくれ」と言ってくる。

そして、その行事の重要性、議会との関係、地元や業界との関係等を考慮して議長、時には副議長の参加を決める。要は、調整が重要な業務である。

もちろん、それは市会議長としての公的業務で、議員としての私的業務はノータッチである。

そして、最終的には日程管理になるが、これは横浜市の公的行事は最優先だが、中には議長の議員としての地元の日程もあるので、要はどれを取るかで、それは議長と協議して決めるしかない。

そのためには、まず毎日朝に議長が来たら、昨日、今日までにあったことの報告、そして今日以降の行動の日程の相談である。

要は、「ほう・れん・そう」で、それは秘書業務のイロハだと思う。

だが、柳瀬元秘書官は、安倍晋三首相に一切「加計関係者」との会合については報告していないとのことだ。

明らかに、秘書失格である。

そこまでして安倍晋三首相を守れば、柳瀬氏は出世できるのだろうか、元財務省の佐川氏のように。

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