「日本人に生まれてよかった・・・」 江差追分が最高!

月曜日は、小島豊美さんと両角康彦さんが主催する「よろず長屋」に行く。

今回は、大学時代の小島さんの同級で、民謡歌手の村松喜久則さんで、日本各地の民謡、特に東京にある民謡について話され、歌われた。

主な民謡の系譜としては、伊勢音頭、追分節、二上がり甚句、新保広大寺、ハイヤ節、そして東京にも多くの民謡があったというのだ。

伊勢音頭が日本の民謡、俗謡の源流らしいが、これらの中で一番優れたものは、なんといっても追分らしい。

追分は、馬子唄で、追分宿あたりでできたもののようだが、各地に運ばれて北海道に行き、江差追分になる。小島さんは、江差で初めて追分を聞いたとき、非常に感動し、「日本人に生まれてよかった」とさえ思ったそうだ。

そして小島さんは、ポニーキャニオン時代に全国の多数の民謡の録音を残されたが、今では元の原版テープは、会社では粗略に扱われていて今では、LPから再編するしかない状態とのこと。そんなものだろうと思うが、実に残念なことである。

また、小島さんは自分が録音した追分の名人の歌を江差市に寄贈されたそうだが、上手く活用されていないとのこと。同じ地方公共団体にいた者の一人として耳の痛いことである。

神保町きっさこ

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