先週、関西に行って初日は神戸市だった。
神戸には、役所にいる時代に何度も議員の視察に随行していった他、19年前には大震災の翌年に長田区などを見に行った。
今回、実際に歩いたのは長田区だけだが、再開発で大きなビルが作られている。
だが、どうもあまり上手くいっていないように見えた。
かつてのアジア的な混雑した町を大きなビルの町にしたことには、市民の反発もあるようだ。
そして一番の問題は、人口が減っていることである。
多分、震災後、若い人などで、新たに家庭を持った人たちも、神戸には住まず、他の郊外の市に家を構えているのではないかと思う。
土曜日の夜は、三田市に宿泊したが、住都公団を中心に大規模団地ができ、その結果人口は11万人になっていると言う。
この他、西宮、芦屋、尼崎、宝塚等に大きなマンションができ、そこに移ってしまっているのだろうと思う。
神戸は、横浜、名古屋、京都、大阪と並び、五大都市とよばれ、もちろん指定市だった。
だが、現在は一地方都市になってしまったように思える。
あれだけの災害があったなら、それも仕方ないことのように思える。