ネットの中継で新国立競技場のデザイン案の審査委員長安藤忠雄の記者会見を見て、三つのことがわかった。
一つ目は、この男が心底無責任で、さらに所管官庁である文科省の下村博文、そして安倍晋三首相も無責任そのものであること。
二つめは、こうした無責任体制は、戦後に昭和天皇が敗戦の責任を取らなかったこと、アメリカが取らせないようにしたことから来ていること。
三つ目は、これは今後どうなるかは不明だが、政府、安倍らは本心では、競技場予算は、2500億どころではなく、3000円億くらいにしたいこと。
それによって最近ボロが見えて来たアベノミクスをなんとか糊塗したいのが本心であること。
なんとか2000億円くらいに縮小しても、これによって起きる地方の公共事業によって同額くらいの金が全国の建築会社に落ちて、第三の矢にできると思っているのだろうと思う。
そうは行くものだろうか。
かつて民主党は、「コンクリートから人へ」と言ったが、今や自民党がやっているのは「人からコンクリートへ」の時代錯誤である。
ゼネコン・カントリーは、もう時代遅れだということになぜ気がつかないのだろうか。
信じがたいことである。