日本シリーズ第4戦は、ベイスターズが宮崎のホームランから終始リードして1勝を上げた。
勿論、ソフトバンクが3勝で王手であることに変わりはない。
ただ、以前野村克也が、言っていたことがある。
「投手の中には、ペナントレース中は出しても良いが、日本シリーズには出していけない投手がいる」
その理由は、「日本シリーズは、1戦ごとが勝負であり、そうした緊張したゲームには、出してはいけないレベルの投手がいて、そういうのを出すと緊張が抜けて負けになる」というのだ。
その意味では、今日のソフトバンクの五十嵐と摂津は、出してはいけないレベルの投手だったと思う。
二人とも、かつては凄い投手だったが、今年はだめで、今日も威力を全然感じない投球だった。
工藤監督は、憎らしいほど落ち着いていて的確な采配をするが、今夜の投手リレーは良くなかったと私は思う。
勿論、明日横浜が勝ったとしても、土曜日からはまた福岡での試合になり、依然としてソフトバンクが有利なことに違いはないが。