嗅覚について

私は自分の感覚で唯一自信があるのが嗅覚である。と言っても、「ものごと」についての嗅覚ではなく、本当に「もの」の匂いである。

昔、家でリンゴを食べていたことがあったが、なにか匂いがしたので、

「これなんか匂うね・・・」と言った。

すると母が驚き、「わかる?」と聞いた。

「なんか匂うよ・・・」

だが、私以外だれも匂わないと言う。

それは昔はよくあったことだが、箱におが屑を入れてリンゴを送ってきたので、そのおが屑の匂いがリンゴに付いていて私には変に感じられたのだ。

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こんなことは能力としてはまったく意味がなく、むしろ嫌なことの方が多い。

私は、青ノリが苦手なのだが、これもあの強い匂いがたまらなく嫌なのだ。

だから、店でお好み焼きや焼きそばを注文する時にはかならず「青ノリ抜き」にしてもらう。

最近はあまりないが、ソバの中でとろろそばが私は一番好きなのだが、この中に普通の海苔の代わりに青ノリが入っていることがある。この時には、慎重に取り除くしかない。

ちなみに私は戌年ではなく、ネズミ年である。

嗅覚というのは一番原始的な感覚だそうで、私は原始的な人間だということになるのだろうか。

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