白川由美と中川梨絵

朝刊に、白川由美と中川梨絵の二人の女優の訃報が出ていた。

白川は、かなり大きく出ていたが、中川は、小さかった。まるで、彼女が出ていたロマンポルノがひっそりと上映されていたように。

この二人は、実は共に東宝の女優だったのである。

白川由美は、東宝映画の女優だったが、当時は彼女のような美人女優とは言えども、「刺身のつま」的存在だったので、代表的作品はあまりない。その意味では、司葉子には、『その場に女ありて』がある分、幸福だったと言えるだろう。

その分、中川梨絵の方が、日活ロマンポルノは「女優映画」だったので、主演作がある。

          

共に亡くなられた女優のご冥福を祈りたい。

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コメント

  1. なご壱 より:

    中川梨絵
    中川梨絵は32,3年前は、四谷・荒木町で「リビエラ」というクラブのママをやっていました。そのころ、よく会社の先輩に連れられて行ったものです。当時は、彼女は荒木町界隈では顔だったようです。久しぶりに映画出演した「湯殿山麓呪い村」の撮影のあと、共演した仙道敦子の印象を尋ねたら「生意気な子だったわよ」と言ったことを妙に覚えています。4,5年前に新宿駅で見かけたとき、だいぶ痩せた印象でした。ご冥福を祈ります。