NHKの大河ドラマを毎週見るなんて、多分尾上菊五郎・藤純子の『源義経』以来のことなのだが。
それは、音楽が武満徹で、これも実に良かった。
毎週日曜日の夜は『江 戦国の姫たち』を見ている。
田淵久美子の脚本は、史実にはあっていないそうで、特に主人公の江が、やたらと平和主義、反戦闘を織田信長らの武将に説くのは、その時代に平和主義など存在しないので、全くおかしいのだが、まあ現代劇としてみればよいのだろう。
浅井家の三女・江役の上野樹里は、大変ダサい、田舎女の女優でいだだけないが、長女茶々の宮沢りえと、秀吉の正妻おねの大竹しのぶはすごい。
この二人は、間違いなく、今の日本で最高の二大女優である。
次第にドラマが進行し、この二人の対決が高まってくると思う。
それが、大変楽しみである。
これには、左時枝や伊佐山ひろ子も出ていて、大変失礼だが「やはり不細工は、いつまでも不細工だな」とあらためて思う。
昔、私の母親が、左時枝の姉の左幸子を見て、「随分きりょうの悪い女優だね」とよく言っていたが、左幸子の方が、左時枝よりはまだきれいだろう。
いまどき、左時枝や伊佐山ひろ子と言っても、誰も知らないだろうが、かつては結構その名を知られた女優だったのである。
コメント
伊佐山ひろ子
伊佐山ひろ子は、確か日活の「白い指の戯れ」で、キネ旬かブルーリボンかの主演女優賞を当時の並み居る大女優たちを差し置いて受賞しました。70年代初めには、「日本のベベ」などと呼ばれていましたね。
彼女も息の長い女優です。