1968年1月の日活の正月映画、吉永小百合、和泉雅子、十朱幸代、山本陽子、伊藤るり子、浜川智子、そして斉藤チヤ子と女優陣総動員の映画。出ていないのは、浅丘ルリ子と芦川いづみくらいだろう。
話は、女子医大生7人組みの物語で、優等生の吉永と十朱、明るい劣等性の和泉、共に婚約者がいる山本と伊藤、さらに中国、このときはたぶん台湾だと思うが留学生の斉藤ととても上手く配役してある。
男は、例によっての浜田光夫のほか、山内賢、川口恒、岡崎二朗などとかなり見劣りするメンバー。
吉永と十朱の浜田と学長賞をめぐっての争い、山内と伊藤の新婚家庭のおふざけなども散りばめられているが、やはり吉永、十朱、和泉の芝居が上手い。
さらに見逃されているが、浜田光夫の受けの芝居の上手さは、もっと評価されて良いと思う。
ある意味で、松竹の佐田啓二に並ぶ上手さと言っては、少々褒めすぎだろうか。
衛星劇場