白井一幸は、本当に監督になれるか

日本ハムの梨田監督が辞任した。
名将ヒルマンの後で、大変だったと思うが、結構良くやったのではないか。
今年、話題の新人斉藤祐樹を上手く使って、ともかくも勝ち星を上げさせていることを見ても、そこは評価に値すると思う。

さて、次期監督に、スポーツ・ニッポンには、横浜二軍監督の白井一幸が上げられていた。
これには、私も大賛成である。
白井は、日本ハムで地味だが、堅実な選手として活躍した。
一番評価されるのは、1991年にカンバック賞を取っていることである。
それまで順調に来た白井は、負傷で成績が一時落ちたが、91年に復活し、0.311の自身の最高打率を上げた。
高校、大学、プロと言わば野球エリートの道を歩んで来たのが、一度挫折し、控え選手も経験したことは、彼にとって良い経験だったに違いない。

日本ハムは、以前から白井一幸を将来の幹部候補とし、ヤンキースに留学させ、ヒルマン監督時代には、ヘッド・コーチとしてヒルマンを補佐させていた。
ヒルマンが辞めた後、すぐになっても良かったと思うが、彼はアメリカのメジャーや日本の横浜等でコーチ、二軍監督を務めて来た。
あるいは、4年前梨田が監督になったとき、「中継ぎ的立場」であることが条件だったのかもしれない。
今回の円満な監督辞任は、そうした経緯からきているのだろうか。

今、日本のプロ野球では、外人選手の活躍が大きく、どう彼らを使うかが大きな鍵である。
その意味でも、勿論英語が堪能で、外国での生活も経験している白井なら上手くやれるだろう。
横浜ベイスターズには、可哀想だが、それは仕方のない。
横浜の尾花監督は、辞めざるを得ないと思うが、その後継は誰になるのだろうか。

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